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2012/07/07

倶會一處

倶會一處
『くえいっしょ』と読む。


先週、母の納骨が執り行なわれた。
新しく建てていたお墓が出来上がったのだ。
高台にある、とても見晴らしのいい霊園で、眼下に見える静かなダムの湖水。
そして、そのむこうに佇む森の中の住宅地。
来るたびに、大きく深呼吸したくなるほど心地よい。
お墓を仰げば、そのすぐ先に霊園の大きな観音様が見守ってくれている。
はじめてここにお邪魔したとき、我家から近くにこんな良いところがあるなんて、
ありがたい事だと感激した。

歳をとっても子の私たちに迷惑をかけないようにと生きて、そして死んで行った
子ども孝行の母の思いがまたひとつ見つかったように思えた。
新しい墓はデザインは好きに出来るという事で、形状をデザインし、
花のイラストや題字は私が描いた。

DSC_0049.jpg


数年前に娘とお墓の話をした事があった。
訳あって、夫とは別れたから、その時私の入る墓はどこにも決まっていなかった。
もともと信仰を重んじる方ではないので、娘には、私が死んだら、散骨でもなんでもいいよと話した。
反面、娘は夫の本家の墓に入りたいという。
小さい頃から大好きなおばあちゃんに連れられて、良くお参りに行っていた本家の立派なお墓には、遠いご先祖様が代々眠る。
その大きな墓に刻まれた文字が『倶會一處』。

ともに一か所に会することの意。
阿弥陀経の言葉で、死後、浄土に往生すると、凡夫も聖者たちとひと所に暮らせること。
また、この世で死ぬのは別々でも、浄土で再び会する意にも解される。


母の墓を建てる事になった時、この題字にしようと決めた。
母方のおばあちゃんの眠る所とは遠く離れたけど、浄土ではまた会える。
きっと私もここに入るであろうから、娘達が嫁いだ先や、夫の方の墓に入る事になっても、また会える。
先日亡くなったモカとだって、ひとつの所でまた会えるのだ。

『倶會一處』
この言葉が強く、そう思わせてくれる。

IMG_2577.jpg



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